新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては良き新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。また、日頃より格段のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年はメジャーリーグ大谷選手の二刀流での大活躍や、ヤクルト村上選手の令和初の三冠王と本塁打記録更新、そしてサッカーワールドカップでのドイツ、スペインに歴史的勝利を挙げるなど大いに盛り上がった反面、引き続きコロナ禍による影響が大きく、ロシアによるウクライナ侵攻やそれに伴うエネルギーの高騰、また、実に３２年ぶりに１ドル１５０円という円安も影響し、過去にないほどの値上げがすべての分野で行われた年でありました。

そのような状況の中、当社の今期の売上高着地予想は４４８億円で前年比１０６％と着実に業績を伸ばすことができております。これも皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。

コロナの影響で当社が新年会を開催するのは３年ぶりとなりますが、この間に当社は大きく変わりました。２０１７年に現会長よりこの新年会の場で「上場を目指す」という発表がありました。その後、社内の体制強化をすすめ、おととし２０２１年４月に、東京証券取引所に上場を果たすことができました。また、昨年４月には東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へと移行を果たしております。
当社の長年の目標であった、東京証券取引所に上場いたしました事を、謹んでご報告申し上げるとともに、メーカー様、お取引様の多大なるご協力に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

さて今年はうさぎ年です。うさぎは跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものといわれております。また、新しい事へ挑戦するのに最適な年ともいわれます。
昨年１２月には新規事業として、冷凍商品専門店であるFROZEN　JOE‘ｓ１号店を開店いたしました。おかげさまで今のところ予想を大きく上回る実績を残しております。
今後も決して現状に満足することなく新しい事に挑戦して行きたいと思います。

近年は、「先行き不透明な時代」、「答えがない時代」と言われています。だからこそ変化に柔軟に対応する「対応力」が重要になってきます。変化に柔軟に対応するためには、今までのトップダウンの経営ではなく、現場が考え行動できる組織が求められます。
私は毎年１月2日は朝から箱根駅伝を観るのですが、今年の箱根駅伝は駒澤大学が圧倒的な強さで優勝しました。レース終了後に連覇を狙っていた青学の原監督がこんなことを言っていました。

「自ら律する『自律』のチームをつくらないといけない。ある意味で、それが過渡期の大会でもあった。ここで元のようなパワー型の指導スタイルに傾斜させることだけはしたくない。やはり学生スポーツは、自ら考え、行動することが本来のスタイルだと思う」

「みんなが律する『自律』を求めていくと、ある意味で大人が介在しなくなっていく。一歩距離を置いて、学生が自ら考え、行動することで、彼らはプレッシャーを感じることが多くなっていくが、赤じゅうたんの上を生きていては、挫折を跳ね返す力は生まれない」

この考え方は企業に置き換えても全く一緒で、変化に柔軟に対応するためには、一人ひとりが自ら考え行動することが重要で、そのためには、私たちもある意味、自らを律した「自律」した組織に変えていかなければなりません。今後も成長していくためには、当社も変わり、さらなる進化をしなければならないと思います。

当社の企業理念「I care everybody company あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい。」この言葉を実現すべく、持続可能な会社を目指して行きます。
私たちは今後も新しいステージで成長していきます。メーカー様、お取引様をはじめとする、すべてのステークホルダーの皆様の期待に応えられるよう尽力してまいります。2023年も目標達に向け、邁進してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。