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2018.01.10

2018年賀詞交歓会 相原社長挨拶

あけましておめでとうございます
年頭にあたり、ひとことご挨拶を申し上げます。
新しい年を迎え、日頃より皆様方の温かいご支援、ご理解を賜り、心から感謝申し上げますと共に、本年も変わりませぬご尽力を賜りますよう、お願い申し上げます。
昨年の私共グループの中でのフローズン事業部門は、販売単価の是正、取引先の数量の拡大に努めるとともに、合理化により競争力の強化等に取り組み、全社挙げて業績の改善に努めてまいりました。小売業を取り巻く環境は、一段と厳しさを増しています。
この様な状況の中、29年3月期(65期)は対前年比110%増343億円の売上実績を上げることが出来ました。尚、経常利益は4億円を超え相変わらず順調に推移しています。
また、今年度3月期は、昨年より23億円増の366億円を予測しております。収益も順調に過去最高の利益計上が可能となります。従業員も1,050人となり、今後の慢性的な人手不足に対応した効率化を図り、一層の体質強化を図っていく所存です。

昨年2月に立川市砂川町に立川営業所を新設しました。
敷地面積769坪 建坪294坪 人員32人であります。また、6月に神奈川営業所のを神奈川区菅田町より都筑区池辺町への移転をしました。 敷地面積823坪 建坪1,029坪 人員74人、旧菅田町の跡地はコンビニへ賃貸を開始しました
ところで話は変わりますが、私は先月満70歳になりました。そして本年6月の株主総会にて、専務の相原貴久が代表取締役社長に就任予定であります。私は5年位を予定しておりますが、代表権をもった会長職を務めたいと存じます。
ということで社長として皆様の前でご挨拶させて戴くのも本日が最後かと存じます。
私も40歳で父から社長職を引き受け、30年間に亘り無事務めることが出来ましたのも、本日ここにご臨席を賜りました皆々様の御尽力の賜物と心より感謝申し上げます。
この事を思うとき、私の人生そのものを走馬灯のようにさまざまな思い出が、私の心の中に駆け巡ります。昭和22年に現在の本社の横浜市新橋町で生まれ、昭和41年に横浜商業高校いわゆるY校を卒業、同時に父の経営するアイスクリーム問屋に務めたのでございます。
本日、Y校会会長の田宮様、またY校の兄弟校の横浜市立大学との連合組織、進交会の理事長の古屋様です。古屋様はY校野球部を甲子園に何度も導かれた名監督でもあります。
話は戻ります、当時アイスクリーム問屋と申しましても従業員3名のごくごく零細なものでした。とにかく働きました。そして社会に出て52年の間、いくつかのターニングポイントを経験しました。ご紹介をさせて戴きます。
25歳の時社員7名となり相原冷菓店から株式会社相原冷菓に改組、また、IPRとの出合いがありました。IPRとは、Inter Personal Reration Ship 直訳しますと人間関係であり、この教育は当初アメリカから導入し、キリスト教の牧師の教育として開発された心理学セミナーであり、立教大学の早坂泰次郎教授によって主催されそこで、私は真の人間関係に目覚めた気がします。そこで学んだことの一つを紹介させて戴きますと「寛大」とはその人のすべてを許すことであるけれど、目を閉じることではなくその人の正面からその人の欠点を正しく説いてあげることだ!であります。
33歳の時、同業者武山寛一社長出会いがあります。信仰の大切さを教わり、比叡山延暦寺天台宗系孝道山本仏殿さまを御紹介され数多くの教えを戴きました。本日、4名のお坊さんが出席されておりますが、特にご紹介申し上げたい方がいらっしゃいます。四宮正音参与様は満92歳元気で出席されております。また、本社をはじめとする各営業所及びすべてのスーパー大我店のお祓いは、仏式にて孝道山道衆にお願いした次第です。
伝教大師様の教えに“忘己利他、己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり”このお言葉を肝に銘じて生きたいと存じます。また、この信仰は丸37年になりますが毎朝水行を行っており”日々新た!”を体感しております。39歳の時、私共の菩提寺である梅田文丈老師との出会いがあります。人間とは弱いもの、「いい気になるな!常に謙虚であれ!」ますます仏教との関係が深くなっていきました。
また仕事の面では、30歳の時5年間通い続けたスーパーダイエーと取引開始、40歳の時社長になり、すぐに私共の会社より大きな会社高島物産株式会社を吸収合併しました。
52歳の時 スーパー生鮮館 大我南林間店開店
60歳 スーパー生鮮館 大我岡津店開店 千葉物流センター開設
64歳 スーパー生鮮館 大我芹が谷店開店
66歳 厚木物流センター開設
まだまだ数多くの挑戦がありましたが、その都度誰かによって助けられております。経済評論家 後藤静香さんが言っている“本気でしていると、誰かが助けてくれる”真にこれでした。あるセミナーで人間は大きな問題に直面すると次の3つに別れる。ご紹介させていただきますと①真剣だと智慧がでる②中途半端だと愚痴が出る③いい加減だと言い訳ばかりということで本年のスローガンは“No Excuse!”「言訳はしない!」とします。
次の世代にバトンタッチするに当たって、毎年掲げてきたキャッチフレーズは、信頼関係を構築し本質を見抜くために本年は“言訳をしない”は人づくりの一環として掲げました。
アイスコのコンセプトである“I Care Everybody Company”
私たちはあらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたいと心に刻み、また経営の根幹であるコンプライアンスは業績の両輪であり、とくに「長時間労働について」は改善をはかります。
昨年4月から外部の人材を各部門に配属し、野村証券様、Pwc京都監査法人様、社会保険労務士法人大野事務所様等の外部機関の支援を仰ぎながら、強い会社を目指します。
最後になりましたが、本日御来会の皆々様の御健康とご隆盛を心からお祈り申し上げまして挨拶とさせて戴きます。本日は、誠にありがとうございました。

平成30年1月10日               株式会社 アイスコ
代表取締役 相原 敏貴